[生観戦][Jリーグ2013]ベガルタ仙台対鹿島アントラーズ 夏休みで訪れたユアスタは相当に楽しいサッカー観戦になった!

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ちょっと間はあいてしまったのだが、8月10日(土)、世間一般でお盆休みが始まった日に、仙台のユアテック・スタジアムでサッカー観戦をした。たまたま、個人的に今年の夏休みは、8月10日からの1週間を取ることにし、東北・北海道を長男と一緒に旅行することにしていたので、その初日に仙台でサッカー観戦したのである。

 

ベガルタ仙台というチームには特に思い入れはなかったが、震災後の去年は快進撃を続け、リーグ戦で2位という好成績を上げたことが印象に強い。

しかし、この前週の8月3日(土)にたまたまTV中継されたベガルタフロンターレの試合を中立な立場として見ていたのだが、パフォーマンスが数段高かった川崎が負けてしまい、非常に残念な思いをしていた。ただ、この試合が行われたユアスタには翌週行くこともあり、相当に注目して見ていたのだが、我々が翌週入ろうと思っていた自由席には皆が黄色いユニフォームを纏い、空いている座席がなく、熱狂的に応援している姿がTVにまで伝わってきたのがとても印象的だった。

 

さて、そんなユアスタでのベガルタ仙台戦なので、少なくとも試合開始の1時間前には到着しようと思っていたのだが、結局スタジアムへの到着は30分前の午後6時半ごろになってしまった。

 

このスタジアムへは初めて行くのだが、まずアクセスがとてもよい。仙台の地下鉄で仙台駅から約15分で最寄駅の泉中央駅へ着き、そこから歩いて7~8分で着くのだ。そして、サッカー専用スタジアムであり、観客席とピッチの距離がとても近い。

開始30分前に着いたら、我々が前売り券で買っていたサポーター自由席は、既に超満員だった。仕方なく、一番後ろの席の脇の通路で見ることにしたのだが、普通通路に座っていたりすると、係員に注意されたりするものだが、係員は見当たらない。本当に自由な雰囲気だった。

一緒に行った長男は、サッカー仲間たちにお土産を買うといって、売店に買いに行った。

 

そうこうしているうちに、試合開始の7時になった。

 

さて、まずは先発メンバーである。

仙台では、エース・ストライカーのウイルソンは出ておらず、その代りに柳沢が出ていた。ほかに名前の知っている選手といえば、GK林卓人、DF角田、FW赤嶺ぐらいか。

対する鹿島は、小笠原、大迫などほとんどがビッグネームだった。

 

さて、そんな試合だが、前半早い時間帯こそ、鹿島が優勢に攻撃していたが、その後は、仙台ペースになってきた。前週にTVで見た試合が嘘のように、仙台は攻撃の形が作れていた。しかし、先制点は鹿島に入った。前半23分のことである。一瞬の隙を突かれ25番の遠藤からのクロスを13番の中村に決められてしまったのだ。

前半はそのまま0-1で終了した。

 

そして後半、仙台ペースの中、後半10分に柳沢がゴールを決めたのだ。右SB28番の蜂須賀からのクロスを柳沢がきれいにヘディングで決めてくれたのだ。これには、スタジアム全体が熱狂した。我々の近くの席では、だれかれかまわず皆でハイタッチである。そして、「オー、シャンデリゼ」というフランスの曲を皆が歌い始めたのだ。これがベガルタのゴール後のお約束らしい。往年のスター選手、柳沢がゴールを決めたことで、かなり盛り上がったような気がした。

 

その後も仙台ペースは続いた。前週にTV観戦で見たチームとは別のチームのようだった。これは、鹿島が水曜日に1試合こなしているせいなのだろうか?普通なら誰もが鹿島有利の試合展開を予測しただろう。しかし、この試合は、仙台が完全にペースを握っていた。

 

そして、後半36分に途中出場の佐々木が左サイドをドリブルで駆け抜け、佐々木のクロスをへベルチが頭で決めたのだ。

また、周りの観客たちは、だれかれ構わずハイタッチで大喜びだ。そして、「オー、シャンゼリゼ」の大合唱である。

このゴールには、初めてユアスタに来た俄かベガルタファンの我々にとってもうれしいものだった。この日のベガルタは、素晴らしかった。きちんと攻撃の形も作れており、鹿島よりも、かなりいいサッカーができているようだった。そんなゲーム展開でもあり、こんな熱狂的なファンの真っ只中で観ていたら、否が応でもベガルタを応援したくなる。

そんなベガルタに劇的な逆転ゴールが決まったのだ。これには、さすがにうれしくなった。

 

その後約10分間は、かなり鹿島に追い込まれる場面もあったが、そのまま試合が終了した。2-1でベガルタが勝ったのだった。

試合終了後は、ベガルタの選手たちが、挨拶のためにグランドを1周した。我々の席の近くにも当然来た。この日は、偶然にもGK林の誕生日だったらしく、客席から、「ハッピーバースデー」の音楽の合唱があがり、林はプレゼントされたのだろうか、特製のガウンを羽織って、スピーチして、サポーターに応えてくれた。

 

川崎フロンターレを等々力に観に行ったときにも感じたが、相当地元のサポーターに愛されているチームだと思った。

 

また、この日出場したブラジル人選手についてだが、いずれも途中出場だったが、ベガルタはへベルチ、そして鹿島はジュニーニョだった。

へベルチは、本当に素晴らしかった。途中出場といっても、前半早々の12分から出場しているので、ほとんどフル出場のようなものだった。

ジュニーニョは実績もあり、超有名選手であり、この日も途中出場ながら、ある程度の見せ場はつくっていた。

一方のへベルチだが、この選手のことは知らなかった。しかし、この日のへベルチは、素晴らしい動きで、観客を魅了していた。

へベルチについて、調べてみたところ、ブラジル、サンパウロ州生まれの25歳。サンカエターノパウリスタといったサンパウロ州の中堅クラブでプレーした後、2012年にJクラブのザスパ草津へ加入、その後セレッソを経て、今季からベガルタ仙台のメンバーとなった。今季、仙台ではレギュラーではなく、出場していない試合も多い。しかし、この試合でのパフォーマンスは素晴らしいものだった。試合終了後に、いろいろなスポウンサーの会社から、試合で活躍した選手に商品が送られていたが、MOMこそ柳沢だったようだが、それ以外はすべてへベルチが獲得していた。

 

これからも、ベガルタ仙台、そしてへベルチを応援したいと思わせられた、仙台でのサッカー観戦だったのだ。