[チャンピオンズリーグ2012‐13]決勝トーナメント1回戦第1戦レアル・マドリッド対マンチェスター・ユナイテッド 屈指の好カードは一方的な試合だった!
久しぶりにチャンピオンズリーグの試合をTV観戦した。これもスカパーの2週間無料視聴のおかげである。2月14日(木)、平日の早朝だったが、早起きして屈指の好カードであるレアル・マドリッド対マンチェスター・ユナイテッドの試合をリアルタイムで見たのだった。ただでさえ、名門チーム同士の対戦であるが、今回はなんと香川が先発出場したのだ。これほど楽しみな試合はない。
決勝トーナメントの第1戦。レアルのホームで会場はサンチアゴ・ベルナベウだった。2010年10月に、このスタジアムにチャンピオンズリーグの試合を観に行ったことがあるが、そのときを思い出す。
やはり、チャンピオンズリーグは格別だ。あのアンセムを聞くと何ともいえない感覚に陥る。鳥肌が立つというか、そんな感じを受ける。
早朝とはいえ、日本では頑張れば見れる時間にやっていることに、気がついた。
さて、この日のレアルの先発メンバーは以下の通りである。
GK:41 ディエゴ・ロペス(スペイン)
SB:右 17 アルベロア(スペイン)
左 5 ファビオ・コエントラォン(ポルトガル)
CB:4 セルヒオ・ラモス(スペイン)
2 ヴァラン(フランス)
14 シャビ・アロンソ(スペイン)
MF:右 22 ディ・マリア(アルゼンチン)
中央 10 エジル(ドイツ)
FW:9 ベンゼマ(フランス)
これは、私がよく見ていた2010‐11、2011‐12シーズンとほとんど変わっていない。あえて言えば、GKとCBが違う点か。GKが怪我のカシージャスが欠場しており、CBはペペとヒカルド・カルバーリョではなくセルヒオ・ラモスとヴァランであるところ。あとは、左SBがマルセロでない点だろう。しかし、ボランチから前はすべて私の知っているメンバーそのものであった。
一方のマンUは以下の通りである。
GK:1 デ・ヘア(スペイン)
SB:右 2ラファエル(ブラジル)
左 3 エヴラ(フランス)
CB:5 ファーデナンド(イングランド)
中央 26 香川(日本)
FW:20 ファン・ペルシー(オランダ)
リーグ戦で直近の2試合に出場していなかった香川が先発出場、それもトップ下での出場である。
正直、マンUの選手はそれほど知らない。ラファエル、エヴラはいつも出ている感じがするが、CBは完全にターンオーバーで使っている感じがするし、前線でもルーニー、ファン・ペルシー以外もターンオーバーなのだろう。
こんなメンバーでの対戦だったが、いくら香川が出ているとはいえ、私は思い入れのあるレアルを応援しながら見ていた。
さて、試合は開始早々から完全にレアルのペースだった。
マンUは作戦なのだろうか、ほとんど攻撃をしていなかったのかできていなかったのか。とにかく、レアルの強さが本当に目についた。
しかし、惜しいシーンはいくらでもあるものの、ゴールだけは奪えないでいた。
そんな中、CKからマンUにゴールを決められてしまったのだ。
まったく劣性だったマンUが、初めてのチャンスをものにしたという感じだった。
これが、香川が決めたとかならまだいいが、そうでなかったこのゴールには本当にがっかりした。
その直後、若干レアルに落胆したような感じが見受けられたが、レアルの攻勢は続いていた。そんな中、左サイドのディ・マリアのピンポイントクロスを中央で待ち構えていたクリスチアーノ・ホナウドが滞空時間の長いヘディングでゴールを決めたのだった。
これで振り出しに戻った。あとは、レアルの追加点を望んでいたが、惜しいシーンばかりで、結局ゴールを奪えなかった。
一方、トップ下で先発出場した香川だったが、正直まったくいいところがなかったといってもいいだろう。まったく見せ場を作ることはできていなかった。
これは、途中交代は間違いないだろう、と思っていたが、案の定、後半19分にギグスと交代した。
これは、本当に残念だった。
この日のマンUは、あえてレアルに攻めさせていたのだろうか?こんな展開で、香川は活躍できるものもできなかったというものなのだろうか・・・。
それにしても、終始攻め続けたレアルには、何としても勝ってほしかったのだが・・・。マンUのGKデ・ヘアの出来は素晴らしかった。
結局1-1の引き分けで終わった。
マンUのホームで行われる第2戦がどのような展開になるか、そして香川の出番はあるか、リベンジを果たすことができるのか、本当に楽しみに思うのである。