第35節バルセロナ対レアルマドリッド ついにレアルがクラシコ勝利!

昨日4月21日土曜日、こちらの時間で午後3時から世界最大のクラシコ、スペインリーグのレアル対バルサの注目の一戦が行われた。

最近めっきりヨーロッパのサッカーを見ていなかったのだが、この試合だけは何としても見たいと思ったのだった。

今季のスペインリーグは、ここ数年では久しぶりにレアルが首位に立っている。一時は2位のバルサに勝ち点10差までつけており、レアル優勝間違いなしと言われていたのが、勝ち点4差まで縮まり、この残り4試合で行われるこのクラシコは、単なるクラシコというだけでなく、優勝争いという面でも非常に大事な一戦になったのだ。

私は、2010年10月にサンチアゴベルナベウでレアルの試合を観て以来、レアルのファンになった。しかしそれ以降、レアルとバルサクラシコでレアルが勝った試合を見たことがなかった。昨シーズン、クラシコ4連戦となり世界中から注目されたなかでも、レアルは1試合だけ国王杯の決勝戦のみ勝ったが、この試合はTV中継されず見ることはできなかったのだ。

そんな昨シーズンは、ライバルのバルサが主要タイトルであるチャンピオンズリーグとスペインリーグの2冠を達成しているように、レアルは常にバルサの後塵を拝してきたのだ。

しかしそんなレアルだが、今季は久しぶりにスペインリーグで最大のライバルであるバルサより上位にいるのだ。名実ともにレアルが優勝を飾るためには、何としてでもクラシコバルサを倒して欲しい。

この日、私は、知人の家でTV観戦した。元々家族でその知人の家に遊びに行くことにしていたからだ。2010年に現地で買ったレアルの4番SERGIO RAMOSと書かれたユニフォームを着てTV観戦したのだった。

さて、見始めたのは、試合開始1,2分後だった。レアルが攻撃を仕掛けていた。これにはかなり驚いたことなのだが、開始早々はアウェイのレアルのほうがよかったと思った。

しかし前半15分ごろにTV画面に出た表示に驚いた。ボール支配率でバルサ71%、レアル29%と出たのだ。これでは、去年のクラブW杯の対サントス戦と同じぐらいだ。しかしあのサントス戦とは違い、決してバルサが圧倒している感じではない。私はせいぜいバルサの55か60%ぐらいだろうと思っていた。

そんな中、レアルにゴールが決まったのだ。ディ・マリアからのCKをぺぺが頭で合わせ、そのこぼれ球をケディラプジョルに競り勝ちゴールに押し込んだのだ。

レアルが先制したのだ。これには声を出して喜んだ。前半17分のことだった。

その後、バルサに決定的なチャンスが2回ほど訪れたが、ゴールは入らず、そのまま1-0レアルリードで前半が終了した。

バルサにいつものような迫力がまったく感じられなかったが、バルサホームだし、まったく安心できなかった。

さて、後半が開始しても、さほど前半と流れは変わらなかった。バルサがボールを支配するが、決定的なチャンスはほとんどなかったと思う。

しかし、そんな中、交代したばかりのアレクシー・サンチェスに決められてしまったのだ。

これで流れは俄然バルサに傾くと思われたが、その直後にカウンターから、オジルのスルーパスをクリスチアーノ・ホナウドが反応し、GKと1対1になり、見事にゴールを決めたのだった。

これには、「ゴラッソ(素晴らしいゴール)!」と叫んでしまった。

それにしてもこのゴールは大きかった。

これで流れがバルサに傾くことなく、レアルが引き戻したのだった。

その後、バルサにほとんど決定的なチャンスはなく、そのままついにレアルがバルサに勝ったのだ。

初めてレアルがバルサに勝ったところを見た。

それにしても、この日のバルサにはまったく迫力がなかった。メッシも時折はメッシらしい動きは見られたが、いつものような決定的な仕事はできていなかった。

それに比べて、クリスチアーノ・ホナウドはかなり見せ場を作っていたように感じられた。

クリスチアーノ・ホナウドの動きは、かなりネイマールの動きとダブって感じられた。

さて、これでスペインリーグの優勝争いは、俄然レアルが有利になった。しかし、あと3試合、何が起こるかわからない。レアルは、最後まで気を抜かずに戦い抜いてほしい。

そして、今週、両チームとも大事な一戦を控えている。チャンピオンズリーグの準決勝である。

予想に反して、ともに第1戦を1点差で負けているのだ。

レアルは、何としても勝ち、決勝に進んでほしいと願うのである。