12月28日ジーコ主催チャリティーマッチ まさにオールスターメンバーの中でもネイマールはかなり魅せてくれた!
昨年末、12月28日にジーコ主催のチャリティーマッチが、ブラジル、サンパウロのモルンビースタジアムで行われた。
このチャリティーマッチが行われることは、その直前まで知らず、レストランで夕食を食べていた夜7時半ごろに、その日のスポーツ新聞を開き、その日夜8時からその試合が行われ、スポーツチャンネルで生放送されることを知ったのだった。
もう、大急ぎで食事を切り上げ、急いで自宅に戻ったのが、8時10分ごろ。すぐにTVをつけたら、今まさに試合が開始されたところだった。
この試合、メンバーがすごい。
ジーコの友達チームには、ジーコを中心に、ホナウド・フェノーメノ(あの超有名なロナウド)、ネイマール、ハイー(日本語ではライー、ソクラテスの弟)、ルーカス(サンパウロ、18歳の超新星)などで、対するブラジルスターチームも、マルセリーニョ・カリオーカ、エメルソン・シェルキ(あの浦和レッズなどで大活躍したエメルソン)、そしてGKに現役セレソンGKのヴィットル(グレミオ)などかなり豪華なメンバーだった。
ネイマールは、前週にサルヴァドールで行われたチャリティーマッチに引き続きの参加だ。現在ブラジルで一番の人気選手だけあって、フル回転の活躍ぶりだった。
さて、試合はお遊びなのだが、ネイマールも、前週のサルヴァドールでの試合よりもよっぽど素晴らしいプレーを魅せてくれていた。今回は、自分が主役ではないので、魅せながらもかなり盛り立て役に回っていた。
まずは、早くも開始5分、ネイマールのアシストで、いとも簡単にジーコがゴールを決めた。新旧クラッキの共演といった感じだ。
そして、その直後7分には、ネイマールがペナルティーエリア内で倒されPKが与えられた。ネイマールは笑っていた。蹴るのは、ホナウドだ。これも簡単に決めて、2点目だ。ホナウドがネイマールと抱き合って喜んでいた。
その後も、夢のような共演は続く。
今度は、ネイマールからハイーに絶妙なパスを出し、ハイーにゴールが決まり、3点目。
4点目は、反対にハイーからネイマールへのクロスから、ネイマールがゴールを決めた。
そして前半終了間際、ジーコからルーカスに絶妙なパスが渡り、5点目が入ったのだ。
前半を終了して、5-2でジーコの友達チームがリードして折り返した。
ホナウドは前半終了までプレーし、後半からはベンチに下がった。
後半からは、ジーコの息子や、サントスのイブソンなどが入った。
後半は、ミルトン・クルーズというプロの選手経験がない、サンパウロのアシスタント・コーチ(助監督)が6点目を挙げ、最後の最後の後半43分にネイマールが、ラボーナでクロスを上げ、それを最後はジーコが決め、7点目が入った瞬間に試合終了になった。
この最後のネイマールのプレーは圧巻だった。
結局7-5でジーコの友達チームが勝った。
それにしても、この日は、本当にどの選手も楽しそうにプレーをしていた。
そして、観客がずいぶんと入っていた。前週のサルヴァドールでの試合とは大違いだった。
サンパウロで行われたし、開始時間も夜8時だったので、どんな人でも見に行けたのだろう。それに、ネイマール、マルタよりも、ジーコ、ホナウド、ネイマール、ハイー、ルーカスのほうがやはり格段に魅力的なメンバーだったということなのだろうか?
しかし、こういうお遊びでもチャリティーマッチはいいと思う。
この試合、ネイマールがプレー中、突如携帯電話を取り出し、電話をはじめ、ルーカスに渡すというシーンがあった。
生中継の実況も、ネイマールが携帯電話を取り出す前に、「ネイマールが電話をしますよ」みたいなことを言っていたので、織り込み済みなのだろう。
それにしても、ネイマールは、前週のサルヴァドールでのチャリティーマッチへの参加といい、本当にフル稼働だ。大丈夫なのか、と思うぐらいに表舞台に出てきている。
まあ、根っからのサッカー小僧なのだろう。サッカーができて、それも超スーパースターたちと一緒にプレーができて、楽しくてしょうがないのだろう。
この試合もTV観戦だったが、リアルタイムに見ることができて、本当によかったと思ったのだった。