第16節アトレチコ・ゴイアニア対サントス 久しぶりに見たサントス戦はひどい結果だった

7月25日から一時帰国していたせいで、ブラジルのサッカーに触れることができなかった。

ブラジルに約20日ぶりに戻り、昨日8月13日(土)に、久々にブラジルのサッカーをTV観戦した。ブラジル選手権のアトレチコゴイアニア対サントス戦だった。

私が、留守にしていた間、サントスは調子は上がらず、この日までの順位が14位と低迷していた。

久々に見るサントス戦は、ネイマール、ガンソも先発出場していた。

相手のアトレチコゴイアニアは、相当な格下である。アウェイとはいえ、ネイマール、ガンソを擁するサントスには楽々勝ってもらわないといけないのだが・・・。

さて、この日のサントスの先発選手は以下の通りだった。

GK:ハファエロ・・・レギュラー

右SB:パラー・・・準レギュラー

CB:ドゥリヴァウ・・・レギュラー

   ブルーノ・ホドリゴ・・・エドゥ・ドゥラセーナの代役

左SB:レオ・・・レギュラー、この日のキャプテン。

ボランチアドリアーノ・・・レギュラー、リベルタドーレス決勝以来初めて見た

     アロウカ・・・レギュラー

     エンヒーキ・・・初めてみる選手、攻撃の基点にもなっており悪くはなかった。

トップ下:ガンソ・・・レギュラー

FW:ボルジェス・・・レギュラー

   ネイマール・・・レギュラー

ということで、ほぼベストメンバーだった。

開始早々からサントスのペースだった。しかし、攻めはするが決定的なチャンスは少なかった。

久々に見るネイマールだったが、悪くはないのだが、さすがネイマールという感じではなかった。いま一つ迫力不足なのだ。惜しいチャンスはいくつかあったが、決められなかった。

もう一人の注目の選手ガンソだが、これもまあこんなものなのか。らしいパスは随所に見られたが、決定的な仕事はできていない。

フリーキックコーナーキックのセットプレーは、ほとんどをネイマールが蹴っていたが、この精度がいま一つなのだ。

こんなときにエラーノがいてくれたら、と思ってしまう。

私一押しのホジャー・ガウーショだが、ベンチにも入っていなかった。最近はまったく出場していないようだし、だいぶチームの状況も変わっているようだ。

サントスは、ゲームは支配していたが、決定力がないため、前半は0-0で終わった。

点数を入れられる感じもせず、点数が入る感じもしなかったので、0-0で終わってしまうかと思っていたが、後半24分に、相手にゴールを決められてしまった。DFの間に見事にパスを通されてしまったのだ。

これにはかなりがっかりさせられた。

その直前、後半15分ぐらいからジワジワと攻められ始めており、決定的なピンチもGKハファエロの好セーブで防いできていたが、ついにやられてしまったのだ。

しかし、後半23分にエンヒーキと交代で入ったジオーゴがいい動きを見せ、期待させてくれた。

しかし、後半33分にスローインから入ったボールをDFブルーノ・ホドリゴが抜かれ、そのまま中央へのクロスを見事に決められ2点目が入ってしまった。

その後、サントスも攻めるが、ネイマールゴールポストに当てるのが精一杯だった。

2点のビハインドは重く、そのまま2-0で負けてしまった。

去年の上半期と違い、今年のサントスはゴールが決まる感じがあまりしない。

ネイマールも悪くはないと思うのだが、絶対的な存在とまではいえない。ガンソは途中交代させられたことがすべてを物語っている。

とてもリベルタドーレス優勝チームとは思えないような戦いぶりである。

この日の結果にはかなり失望させられた。

とても、王者の貫録は見られない。反対にスコア的に見れば完敗である。本当に情けない。

果たして、これからサントスはどのような道をさまよって行くのだろうか。

あまり期待できそうにないが、一日でも早く、勝利の歓喜を味わいたいものである。